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私の場合、僕の場合
\ 朝は父のケア、午後はアルバイトをしていた
Bさんの場合 /
Bさん 高校2年生 男子
- 家族構成
- 父、兄、本人
- ケアを要する家族の状況
- 父(がん治療中)
- ケアの内容
- 父の身の回りの世話
Bさんがしていたケアの内容
私が自宅で父のために費やす時間は、およそ4時間。食事の用意、洗濯、着替えの手伝いや食事の介助など、身の回りの世話を行っています。
母とは死別し、兄は勤務先で寮生活なので父との2人暮らしです。
平日は学校から帰宅後、父の面倒を見ます。病院の外来予約がある日は父に付き添うために早退することもあります。休日は、父の世話を朝から始めて早めに終わらせ、午後は飲食店でアルバイトをしています。
気づきの経緯
私が学校を休んだり遅刻したりする回数が増えたため、家庭の中で何か状況の変化があったのではないかと担任の先生が心配してくれたのがきっかけでした。
相談窓口
- 学校
- 支援団体
- 医療ソーシャル
ワーカー
支援の内容
私は元々支援を受けることに抵抗感があったのですが、担任の先生がすすめてくれた支援団体が主催するオンラインサロンに参加してみて、ヤングケアラーとは何かを理解し、支援を受けてもいいんだと考えるようになりました。病院のソーシャルワーカーさんと面談し、どんな支援があるのかも説明してもらいました。
そして父といっしょに面談をして、担任の先生、ソーシャルワーカーさん、自立相談支援機関の方などが協力して支援計画をつくってくれました。
結果、父も支援サービスを受けられるようになりました。
父の世話をする時間が減り、諦めていた進学を考えるようになりました。