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令和5年度 ワークショップ

ヤングケアラーの人たちは日々、どのようなことを感じているのでしょうか。またどんな風に接してもらいたいと思っているのでしょうか?
東京都はワークショップを開催し、ヤングケアラーと元ヤングケアラーのみなさんに本当の思いをお聞きする試みを行いました。
参加してくださったみなさんの声をできる限りそのままお伝えするために、当日集まった声をそのまま写真で掲載もしていますので、ぜひヤングケアラーと元ヤングケアラーの声に触れ、その思いやメッセージを受け取っていただければと思います。
コミュニケーション・ワークショップを開催
東京都は『みんなで話そう、考えよう、想いを届けよう“ワタシタチの未来” 』と題したコミュニケーション・ワークショップを開きました。ご参加いただけたのはヤングケアラーと元ヤングケアラーのみなさん。
ワークショップは3部構成として、参加したみなさんの、それぞれの思いを語っていただきました。
<セッション1>
あの大谷翔平選手もやっていたというマンダラチャート。これを利用して「自分が担っているケア」「ケアをしていて感じたこと」「HPを見る人に伝えたいこと、知って欲しいこと」「あなたが助けられたこと」「自分が知りたいこと、知りたかったこと」「学校に望むこと」「社会に望むこと」「ホームページに望むこと」という8つのテーマについて自分の思いを書き出してもらいました。


<セッション2>
それぞれのコトバをまとめていく作業をしました。参加者はお互いにその意味や背景を語りながらコトバと向き合います。同じようなコトバでも年齢が違うとニュアンスが変わったり、違う表現なのに同じ気持ちを表していたり、とひとりひとりがいろいろな発見をしたようです。コトバを大きな紙に貼っていき、みなさんのコトバの集まりができあがりました。


<セッション3>
セッション1とセッション2で出てきた意見を1つにまとめようというテーマでしたが、「ひとりひとりの意見を大切にして欲しい」「まとめすぎて、ありきたりな言葉にして欲しくない」という声がたくさんあがりました。
ヤングケアラーのみなさんの本当の気持ちは、“ヤングケアラー”というひとまとめにしないで。ひとりひとり違うから、ひとりひとりを見て、聞いて、というメッセージなんだと改めて感じたワークショップでした。


イベントで集まったヤングケアラーの声の一部をご紹介
ヤングケアラーが今感じていること、元ヤングケアラーが当時感じていたことを、それぞれのコトバで、自分たちで手書きで出してもらいました。
私たちが気づかなかった気持ちもあるかもしれません。ぜひ、じっくりと時間をかけて気になるコトバと出会ってみてください。